多様化する海外FX事業者
海外ブローカーとして代表的なXM treadingが、日本国内にFXのサービスを提供しはじめて10年以上が経過した2022年現在、海外FXブローカーは比較サイトにリストアップされるだけでもすでに10社を超えるほどにその数を拡大しました。
現在においてもXM社のシェアは過半を占めているものの、後発の海外事業者もそれぞれに独自な取り組みやユーザーにとって魅力的なサービスを開発・提供し、群雄割拠の様相を見せています。
われわれユーザーにとっては、すばらしい選択環境が提供されているともいえるわけですが、逆にどの業者を使うべきか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
本稿では、おすすめできるブローカーとして“AXIORY(アキシオリー)”をピックアップし、その魅力をご紹介。
AXIORYの特徴のひとつでもある豊富な取扱商品をご紹介しながら、それぞれのレバレッジについて詳しく説明いたします。
AXIORYの最大レバレッジと取扱商品
AXIORY(Axiory Global Ltd.)は2011年に創業された、日本では新興の金融サービス提供業者で、中米・ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)により金融ライセンスの許認可を受けています。
AXIORYが提供するレバレッジは取扱商品ごとに異なり最大で400倍ですが、10万ドル以上は最大300倍、20万ドル以上は最大200倍、30万ドル以上で最大100倍まで、といった形で証拠金残高に応じて制限が加わります。
しかし、最初に制限のかかる10万ドルは日本円にして1,000万円以上と高額ですから、大半の個人投資家は制限を受けることなく、最大400倍のレバレッジの恩恵をフルに享受することができる水準といっていいと思います。
そしてAXIORYの最大の特徴は、その取扱商品の豊富さにあります。
FXはもちろん、主要な株価指数、貴金属、エネルギー、そして現物株式やETFまでも幅広く取引することが可能です。
それでは、取扱商品ごとの詳細とレバレッジを確認してみましょう。
FX(外国為替証拠金取引)
AXIORYの提供するFX通貨ペアは60種類以上。
日本人にとってポピュラーな米ドル/日本円、ユーロ/日本円はもちろん、ユーロ/米ドルをはじめとするドルストレートペア、そして高金利通貨としてメジャーな南アフリカドルやメキシコペソを取引することもでき、さらには取り扱う業者が極めて限定されるイスラエルシュケルやスウェーデンクローナといったマイナー通貨までをもカバーしています。
FXで利用可能なレバレッジは、AXIORYでは最大の400倍となっています。
ほぼすべての通貨ペアで400倍が適用されますが、通貨ごとにレバレッジ制限がかかる場合や、通貨価値の急変などで一時的に注文受付ができなくなるケースも稀にあるようですので、ユーザー向けアナウンスやホームページ上の注意喚起には目を通しておく必要があります。
CFD(差金決済取引)
AXIORYでは、株価指数、貴金属、エネルギーのCFD(差金決済取引)が取引可能です。
CFDという言葉は聞きなれないこともあるかもしれませんが、サービスの内容はFXと同一です。
ダウ平均株価指数や金(ゴールド)を買って差益を狙うこともできるし、原油を売って値下がりを待つということもできるというわけです。
AXIORYのCFDにおけるレバレッジは商品ごとに異なります。
株価指数CFDのレバレッジは最大100倍で、日本や米国、欧州の株価指数は最大の100倍ですが、ドイツ、香港の株価指数では最大50倍となっています。
最大400倍のFXと比べて少ないレバレッジに感じるかもしれませんが、日本取引所グループが提供する『日経平均先物』などの先物取引で提供されるレバレッジは、代表的な証券会社で20倍程度のとなっていますので、株価指数の取引におけるレバレッジとしては最高水準といっていい数字です。
また、CFDは株式市場の取引時間外においても売買が可能で、例えば日本の証券取引所が引けた後の米国時間でも、日経平均株価指数を取引することができます。
取引時間に制限のある日本株の取引をしたとしても、深夜の指標や急変などに応じて、先回りして行動することが可能になります。
貴金属CFDは4種類が取引可能で、金(ゴールド)と銀(シルバー)が最大100倍、プラチナとパラジウムが最大20倍となっています。
こちらも通貨の400倍より少ないレバレッジ幅ですが、貴金属は変動幅が大きく、一日に何ドル多い時には何十ドルも変動する可能性のある商品ですので、100倍のレバレッジでも十分、あるいは実際に取引を始めてみるとそれほどのレバレッジをかけることもままなないこともあるほどかもしれません。
プラチナやパラジウムは、実際に自信をもって売り買いするまで慣れるまでは勉強が必要かもしれませんが、いざというときにすぐに取引が始められる環境を整えておくだけで、チャンスをつかむ可能性は大きく広がります。
エネルギーCFDは原油と天然ガスを取引することができ、一律20倍のレバレッジとなっています。
2022年は戦争を伴う地政学的な混乱もあり、エネルギー価格の動向にきわめて高い関心が注がれています。
そのため日々の変動は大きく、差益を得るチャンスにあふれている魅力的な商品です。
また、エネルギーは私たちの生活・消費にも強く関係しています。
エネルギーのCFDを通して買いのポジションを持つことで、「ガソリンが上がった」「電気代が上がった」と嘆くだけの立場から「原油を買っておいてよかった」といえるような、安心・利益を得ることにもつなげることができるようになります。
現物株式・ETF
AXIORYでは、世界のトップグローバル企業の現物株式に投資をすることができます。
現物株式・ETFでは、レバレッジをかけることはできませんが、FXでいうところのマイナススワップである「所持を続けるにあたってのコスト」がかからないため、長期保有、継続投資が可能です。
なかには配当を予定している銘柄もあり、差金決済取引とは趣の異なる『資産形成』を目指すことができます。
保有可能な銘柄は多岐にわたり、今を時めくGAFAやテスラ、マクドナルドやP&Gといったオールドエコノミー銘柄、英国の老舗エネルギー会社やドイツのソフトウェア企業までと、すべてに目を通すだけでも大変なほど多くの選択肢が得られます。
個別の株式を吟味する時間がないという人にはETFという選択肢もあります。
ETFは“Exchange Traded Funds”の頭文字をとった略称で、日本語では『上場投資信託』と訳されます。
ナスダックやダウ平均などの指数との連動を目指すもの、金や原油といった商品の価格と連動するもの、あるいはハイテク企業やバイオ銘柄を集めたもの、新興国の上場企業に投資するものなど、テーマに応じた分散投資が可能で、積み立てや資産形成、リスクヘッジにと、選択肢がここでも広がります。
さいごに
AXIORYの商品ラインナップの魅力、それぞれのレバレッジについてご説明をしましたが、その取扱商品の多さに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
単に通貨のペアを迷うだけだった今までと違い、時世に応じた機敏で的確な商品へのアプローチ、さらには長期の投資戦略や資産形成まで、投資家としての行動と視野の拡大をAXIORYの口座を開くことであなたは得ることができます。
著名なインフルエンサーの言葉を借りれば、「ラッキーになれるところへ移動するのが勝利への近道」。
いざというときに、いざという商品を素早く取引できる環境を整えておくことは、あなたの勝利への道を広く、安全で、快適なものとする近道となるはずです。