FXGTのレバレッジをどこよりもくわしく説明します

1,000倍の高レバレッジで取引ができるFXGT。国内の証券会社では25倍、仮想通貨のレバレッジは4倍が最大なので、国内のサービスを利用するよりも大きなレバレッジ倍率で取引が可能です。

しかしレバレッジ倍率が自動的に変更されたり、商品ごとに上限が異なっていたりするなど、条件によっては1,000倍で取引ができないことも。予定外の取引にならないよう、事前にルールを把握しておきましょう。

レバレッジ倍率

FXGTでは商品によって設定されるレバレッジが異なります。

商品 レバレッジ倍率
FX(主要通貨ペア、クロス通貨ペア) ×20 〜 1,000
FX(エキゾチック通貨ペア) ×20 〜 500
暗号資産 ×20 〜 1,000
トークン(NFT、DeFiなど) ×5 〜 50
貴金属 ×20 〜 1,000
エネルギー ×10 〜 100
株価指数 ×10 〜 100
株式投資 ×5 〜 50
GTi12 ×10 〜 100

 

レバレッジ制限

FXGTには5種類の口座タイプがあり、レバレッジ制限のルールが異なります。

「スタンダードFX口座」は有効証拠金が基準

「スタンダードFX口座」では、有効証拠金に応じて自動的にレバレッジが変更されます。レバレッジ倍率が変更されるときに事前の予告はありません。

常に有効証拠金を気にする必要はありますが、後述する「ダイナミックレバレッジ」よりも比較的コントロールがしやすいルールといえるでしょう。

「スタンダードFX口座」以外は取引額が基準

スタンダードFX口座以外の以下4口座では、取引額によってレバレッジ比率が決定されます。FXGTではこの自動変更ルールを「ダイナミックレバレッジ」と呼んでいます。

ダイナミックレバレッジが適用される口座タイプ

・セント口座
・ミニ口座
・スタンダード口座
・ECN口座

どの口座でも、基本的には取引額が大きくなるほどレバレッジが低くなるルールです。

レバレッジ倍率と証拠金の計算方法

1ポジションの中でも、レバレッジ倍率が1000倍になる部分と、1000倍以外の倍率が適用される部分が混在することがあります。

今回はBTCJPYのオープンポジションを「スタンダード口座」で保有する場合を想定して、レバレッジ倍率と証拠金を計算してみます。

必要証拠金の計算方法

取引の基本条件は以下のとおりです。ちなみに暗号資産のコントラクトサイズは口座タイプにかかわらず「1」です。

利用口座 スタンダード口座
口座の基軸通貨 BTC
取引銘柄 BTCJPY
設定レバレッジ 1,000倍
コントラクトサイズ 1
取引ロット 1
始値 1BTC=4,000,000円
USDJPY 1USD=100円

(1)取引額を計算する
レバレッジ倍率はUSDでの取引額によって決定されるので、USD換算で計算します。

1(コントラクトサイズ)×1(ロット数)×4,000,000円(BTCJPY)=4,000,000円
4,000,000円 ÷ 100円(USDJPY)=40,000USD

(2)証拠金を計算する
レバレッジ倍率から証拠金を計算します。

BTCのレバレッジ倍率

取引額(USD) レバレッジ倍率
〜3,000 ×1,000
3,000 〜 10,000 ×500
10,000 〜 50,000 ×200

 

今回の取引額が40,000USDなので200倍が適用されると思いがちですが、1,000倍から順番に適用されていきます。

3,000 USD × 1/1,000 = 3 USD
7,000 USD × 1/500 = 14 USD
30,000 USD × 1/200 = 150 USD

→必要証拠金 3 + 14 + 150 = 167 USD

レバレッジ倍率の計算方法

最後にポジションに適用されるレバレッジ倍率を計算します。レバレッジ倍率はロット数によって決定されます。

口座の基軸通貨で計算するので、基軸通貨単位に換算します。例えば基軸通貨をBTCとしていた場合は以下の計算となります。

BTC換算の必要証拠金額
167 USD ÷ 40,000 USD = 0.004175 BTC

適用されるレバレッジ
1(ロット) ÷ 0.004175 BTC = 約239.52倍

手数料

レバレッジ手数料 なし
スワップポイント 銘柄によって異なります
スプレッド 銘柄によって異なります

スワップポイントは暗号資産の場合は毎日4時間ごと、暗号資産以外の商品は土日を除く23:59(日本時間は翌5:59)に発生します。手数料発生時間前にポジションを決済した場合は、手数料は発生しません。

追証とロスカット

FXGTの追証(追加証拠金)とロスカットについて解説します。

FXGTには追証がない

レバレッジ取引では証拠金維持率がロスカットラインを下回ると追加証拠金が発生するのが一般的ですが、FXGTでは追証が発生しません。

その理由は、FXGTが「ゼロカットシステム」を採用しているため。ゼロカットシステムとは、含み損が証拠金を下回った場合にサービス会社が損失を補填してくれる仕組みです。

ゼロカットシステムのおかげで、利用者が借金のリスクを背負うことなく高レバレッジで取引ができるようになっています。

日本にはゼロカットシステムがない

日本では法律によってゼロカットシステムが禁止されています。そのため国内サービスでは追証が発生しますし、証拠金以上の損失が出た場合は「不足金」などの名目で追加入金が必要です。

ロスカットラインは20〜40%

ロスカットラインは口座タイプによって決められています。商品や銘柄による違いはありません。

 

口座タイプ ロスカットライン マージンコール
セント口座 20% 50%
ミニ口座 20% 50%
スタンダード口座 20% 50%
スタンダードFX口座 20% 50%
ECN口座 40% 70%

ロスカットラインを下回ると強制ロスカットが入る

FXGTでは証拠金維持率がロスカットラインを下回ると、まず証拠金維持率を回復するまでポジションが強制的に決済されます。
そしてすべてのポジションが決済されてもマイナスが残る場合は、ゼロカットシステムにより損失が補填されます。

レバレッジ1,000倍で取引する方法

上述した通り、商品や銘柄によっては1,000倍のレバレッジが適用されません。また取引額によっては1000倍以外のレバレッジが自動的に適用されます。

そのため1,000倍で取引をしたい場合は、それぞれ1件の取引額を以下の金額以内に抑えましょう。

FX(メジャー通貨ペア、クロス通貨ペア)、貴金属:200,000 USD未満
暗号資産:3,000USD未満

上記以外の商品は1,000倍での取引ができません。また口座タイプが5つありますが、どの口座タイプでも最大レバレッジは1,000倍です。

スタンダードFX口座を使う場合は有効証拠金を確認する

スタンダードFX口座を使う場合は、有効証拠金を 5 – 10,000 USD の範囲に収まるように調整します。10,000 USD以上の証拠金を保有している場合は、レバレッジ倍率が自動的に500倍に変更されます。

レバレッジ倍率の確認、変更方法

レバレッジ倍率は、マイページから以下の手順で確認、変更ができます。

ログイン後、MT5口座画面を開く
口座情報右端の「アクション」メニューを開く
「レバレッジ変更」を選択する

ポジションを持っている状態だとレバレッジ倍率を変更できません。ポジションをオープンする前に、レバレッジ倍率の設定を確認するようにしましょう。

まとめ

FXGTのレバレッジについて説明しました。1,000倍で取引できることは事実ですが、取引の内容によっては適用されません。
設定や条件を事前に確認してから、取引を始めるようにしましょう。

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